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「クラウンを売るなら、SUVのような新型クロスオーバーと、昔ながらのセダン型、どっちが高値になるんだろう」。そう迷っている方は多いはずです。答えを先に言うと、2022年以降のクロスオーバー・スポーツと、それより前のセダン型クラウンとでは、買取相場のケタがまるで違います。年式・グレード別の相場レンジと、その差が生まれる理由、高く売るコツまで、各社の公表データをもとに整理しました。
まず結論。クラウンの買取相場は「新型クロスオーバー系」と「旧セダン系」で大きく違う
クラウンの買取相場は一律ではなく、どの世代・グレードかで数百万円単位の差が出ます。2022年9月に登場したクロスオーバー、2023年11月に追加されたスポーツは、登場からまだ日が浅いこともあって高値で推移中です。一方、2018〜2023年の220系、2012〜2018年の210系といった伝統的なセダン型は、年式なりに相場が下がっており、グレードによる価格差も大きいのが特徴です。
同じ「クラウン」でも、新型クロスオーバー・スポーツは他の高年式SUVに近い値動き、旧セダン型は一般的な国産セダンに近い値動きをします。まずは自分の車がどちらの系統かを確認してから、表のどのあたりに位置するかを見てください。
各社が公表する買取実績をもとに、世代・グレード別の買取相場レンジをまとめたのが下の表です。
| 世代・グレード | 年式の目安 | 買取相場レンジの目安 |
|---|---|---|
| クラウン クロスオーバー(16代目) | 2022〜2025年式 | 約260万〜490万円 |
| クラウン スポーツ(16代目) | 2023年式以降 | 約310万〜660万円 |
| クラウン(220系)RS Advance等上位 | 2018〜2023年式 | 約230万〜560万円 |
| クラウン(220系)標準・ガソリン系 | 2018〜2023年式 | 約1万〜115万円 |
| クラウン(210系)アスリート系 | 2012〜2018年式 | 約65万〜350万円 |
| クラウン(210系)ロイヤル系 | 2012〜2018年式 | 約70万〜190万円 |
※2026年7月時点・各社公式サイト確認。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
並べてみると、現行スポーツの上限とクラウンの旧世代標準グレードの下限では、実に600万円近い開きがあります。同じ車名でもここまで違うのが、クラウンという車種の面白いところです。走行距離が年1万kmを大きく超える過走行や、修復歴がある個体は、それぞれの表よりさらに下がりやすい点も念頭に置いてください。ほかの車種の相場は車買取相場表(全車種版)でもまとめています。
クラウンの買取相場が底堅い理由|トヨタ最上級ブランドとしての需要層
クラウンは長年、トヨタの国内向け最上級セダンという立ち位置を守ってきたモデルです。法人の役員車・タクシー由来の堅牢なイメージに加え、個人ユーザーには「一度は乗りたい憧れの車」という需要が根強く残っています。この層の厚さが、年式が古くなっても値がゼロに近づきにくい理由のひとつです。
2022年以降はクロスオーバー化によって、SUVを好む若い世代や女性ユーザーも取り込み、従来の「渋いセダン」イメージから客層が広がりました。新規需要層の獲得は中古市場でも追い風で、新型は登場から数年経った現在も値落ちが緩やかな傾向があります。反対に、伝統的なセダン型を求めるユーザーは今も一定数いて、220系・210系のアスリート系や上位グレードは、程度の良い個体なら高年式SUV顔負けの査定が付くケースもあります。
もう一つ見逃せないのが海外需要です。クラウンは中東・アフリカ・東南アジア向けの中古車輸出市場でも一定の人気があり、国内では値落ちしたと感じる年式でも、輸出向け買取に強い業者では相場が上振れすることがあります。
世代別に見るクラウンの買取傾向
クラウンは世代によってボディ形状・グレード名がまったく異なるため、まず自分の車がどの世代かを把握しておくと相場を判断しやすくなります。
クラウン クロスオーバー/スポーツ(16代目・2022年〜)
SUV寄りの「クロスオーバー」と、よりスポーティな「スポーツ」の2ボディで展開中の現行世代です。RS・Zなど上位グレードでサンルーフや大径アルミホイールを装着した個体は、新車価格に近い水準まで値が付くこともあります。登場から日が浅いぶん市場に出回る中古の絶対数がまだ少なく、これも高値が続く一因です。年式が新しいほど有利ですが、色は白・黒・パール系が無難に評価されやすい傾向です。
クラウン(220系・2018〜2023年)
RS・RS Advance・G・G-Executiveといったグレード名が使われた世代です。なかでもハイブリッドのRS Advanceは、革シートやナビ、先進安全装備を標準的に備え、高年式・低走行の個体なら230万円台〜560万円台まで幅があります。一方、標準グレードやガソリン仕様は下がり方が急で、年式が進むと100万円を切る個体も珍しくありません。同じ220系でもグレードによって数百万円の差が出る点は、売る前に必ず意識しておきたいポイントです。
クラウン(210系・2012〜2018年)
ロイヤル・アスリートという2つの個性で展開されていた世代で、2026年時点では10年前後落ちが中心になります。アスリート系のハイブリッド上位モデルは、低走行・良好な状態なら300万円を超える実績も報告されており、年式のわりに底堅い印象です。ロイヤル系は落ち着いた需要層に支えられ、標準的なハイブリッド個体で70万〜190万円程度が目安。10万km超の過走行でも、部品取りや輸出向けの需要で値が付くことは珍しくありません。
クラウンを相場より高く売る4つのコツ
クラウンならではのポイントは、大きく4つあります。
1. グレードと装備を正確に申告する。RS Advanceやアスリートといったグレード名、サンルーフ・革シート・後席モニターなどのオプションは、業者側で見落とされることもあります。カタログ名まで含めて自分から伝えましょう。
2. ボディカラーを踏まえて売り時を判断する。白・黒・パール系は幅広い層に評価されやすく、旧世代の個性的なカラーは好みが分かれやすいため、需要期を待つ選択も有効です。
3. 旧世代は輸出対応に強い業者も比較する。220系・210系のような旧世代は、国内向けの相場だけで判断すると本来の価値を見誤ることがあります。オークション形式で海外バイヤーも参加するユーカーパックのようなサービスを候補に加えると、国内小売中心の相場より高い提示が出ることもあります。
4. 記録簿・スペアキー・純正部品をそろえる。特に旧世代は年式なりの経年劣化が査定額に響きやすいぶん、整備記録簿や取扱説明書、社外品に交換していれば純正パーツの有無まで、細かい積み重ねが効いてきます。
相場のレンジと自分の車の状態が分かったら、あとは複数社を比較して”上振れ”を狙う段階です。車種を問わない高く売るための基本は車を高く売る11のコツでも解説しているので、あわせて確認しておくと安心です。
クラウンの買取相場に関するよくある質問
まとめ|クラウンは「型」を見極めてから査定に出そう
クラウンの買取相場は、2022年以降のクロスオーバー・スポーツと、220系・210系といった伝統的なセダン型とで、大きく水準が分かれます。まずは自分の車がどの世代・グレードにあたるかを確認し、この記事の表でおおよその位置を把握しておきましょう。トヨタ最上級ブランドとしての厚い需要層と海外需要が、年式が古くなっても値をゼロに近づけにくい支えになっています。
相場感をつかめたら、あとはグレードや装備を正確に伝えたうえで、複数社に見積もりを取るだけです。旧世代なら国内小売中心の業者だけでなく、輸出対応に強いサービスも比較候補に入れてみてください。軽自動車の値動きが気になる方は軽自動車の買取相場もあわせてご覧ください。
まずは無料で、あなたのクラウンの買取額をチェック
※相場は2026年7月時点で各買取店・中古車情報サイト(ユーカーパック・車選びドットコム・グーネット・カーセンサー等)が公表する相場・査定実績を参照した目安です。実際の買取額は、車両の状態・グレード・時期・地域によって変動します。


