※本記事はプロモーションを含みます
愛車の走行距離が10万キロ、15万キロと積み重なってくると、「もう査定なんてつかないだろう」と諦めて、売却の手続きを後回しにしてしまう人は少なくありません。実際、走行距離は査定額を左右する要素のひとつで、5万km・10万kmは評価が下がりやすい節目としてよく語られます。ただし「一律に値段がつかなくなる」わけではなく、車種の傾向やメンテナンスの記録次第で、過走行車でも十分な査定額がつくケースは珍しくないんですよね。過走行車が査定でどう扱われやすいのか、値がつきやすい車種の傾向、メンテナンス記録簿(整備記録簿)の価値、売り先の選び方までクルウル編集部が整理しました。
結論:過走行=査定ゼロではない。車種と記録次第で幅がある
結論として、走行距離が10万キロを超えたからといって、査定額がゼロになるわけではありません。過走行は減額要因になりやすい傾向がある、というのが正確な言い方です。どのくらい下がるかは、車種・年式・状態・整備の履歴によって大きく変わり、一律の基準はありません。
同じ10万キロ超でも、耐久性評価の高い車種や海外輸出需要のある車種は値落ちが緩やかな傾向があります。逆にコンパクトカーや軽自動車は、走行距離の影響を受けやすい面もあります。まずは自分の車がどちらの傾向に近いか、次の章から確認していきましょう。
なぜ過走行車は査定で不利になりやすいのか
なぜ走行距離が伸びると評価が下がりやすいのか。単純に「距離が多いから」だけでなく、買取店側の再販事情が関係しています。
過走行車が敬遠されやすいのは、①消耗部品の交換時期が近づいているとみなされやすい、②次の購入者から見て「距離が短いほうが安心」という心理的ハードルがある、③認定中古車保証などメーカー保証の対象から外れやすい、という3つの事情が重なっているためです。
これらはあくまで「一般的な傾向」で、実際の評価は車種や状態、次の章で説明する記録の有無で変わります。走行距離帯ごとのおおまかな傾向は次の通りです。
| 走行距離の目安 | 一般的な呼ばれ方 | 評価の傾向 |
|---|---|---|
| 〜5万km | 低走行 | 走行距離が理由で減額されることは少ない |
| 5万〜10万km | 多走行車 | 年式や状態次第で減額対象になり始める |
| 10万〜15万km | 過走行車 | 減額要因になりやすいが、車種や記録簿の有無で差が出やすい |
| 15万km以上 | 著しい過走行 | 国内相場は下がりやすいが、輸出需要や耐久性評価で値がつく車種もある |
※上記は一般的に語られる傾向を整理したもので、断定的な基準ではありません。同じ走行距離でも、車種・年式・整備状況によって評価は変わります。実際の査定額は複数社に見積もりを依頼して確かめるのが確実です。
値がつきやすい車種の傾向|耐久性評価の高い車種
過走行でも査定が大きく崩れにくい車種には、共通点があります。そのひとつが「耐久性評価の高さ」です。ディーゼルエンジンを搭載した商用車・SUVは、長距離走行やハードな使われ方を想定して設計されているため、10万キロを超えても実用に足る状態と見なされやすい傾向があります。
代表的なのがハイエースやランドクルーザーです。商用・業務用途で酷使されることを前提に作られた車種は、業界内で「100万kmは慣らし運転」と語られるほど耐久性への評価が高く、走行距離が伸びても値落ちが緩やかです。ジムニーのような悪路走破前提の4WD車も、同じ理由で過走行への評価が甘めになりやすい傾向があります。背景はランドクルーザーの買取相場の記事やハイエースの買取相場の記事でも触れています。
- エンジン・駆動系がハードな使用を想定して設計されている
- 商用・業務ユーザーからの実用需要が国内にも存在する
- 走行距離が伸びても「まだ乗れる」という評価を得やすい
- 内装のヘタリや電装系のトラブルは走行距離とは別に評価される
- 下回りのサビ・オイル漏れなど整備状況次第で評価が下がることもある
- 耐久性評価が高い車種でも、事故歴や修復歴があれば別枠で減額される
「耐久性評価が高い車種=何をしても値がつく」わけではなく、走行距離だけを理由にした減額が起きにくい、という話です。内外装の状態や整備履歴は車種にかかわらず見られます。
値がつきやすい車種の傾向|海外輸出需要のある車種
これは本当です。日本国内では「10万キロ=過走行」というイメージが定着していますが、中東やアフリカ、東南アジア、ロシア・CIS圏では10万キロ前後の走行距離はさほど珍しくありません。道路インフラが十分でない地域ほど、壊れにくく修理しやすい日本車への実用需要が根強く、輸出ルートを通じて値がつきやすくなります。
特にランドクルーザーやハイエースは人や荷物を大量に運べて耐久性も高く、こうした地域で人気が高いとされています。アルファードやヴォクシーのようなミニバンも、家族・グループでの移動需要から輸出向けに評価されることがある車種です。国内の買取店だけを見ていると気づきにくい評価軸なので、過走行車を売る際は「輸出ルートを持つ業者かどうか」も確認しておくと選択肢が広がります。
海外輸出による評価の上振れは、為替レートや現地の政情によって強まったり弱まったりします。「輸出需要があるから常に高値がつく」と決めつけず、国内相場を補強する要因のひとつとして捉えておくのが現実的です。
メンテナンス記録簿(整備記録簿)の価値|過走行でも評価されやすい理由
過走行車の査定で、車種以上に差がつくことがあるのがメンテナンス記録簿(点検整備記録簿と保証書、取扱説明書がセットになったもの)の有無です。走行距離だけを見ると不安な車でも、法定点検やオイル交換の履歴が残っていれば「距離のわりに手入れされている車」として評価されやすくなります。
- 点検整備記録簿(車検・法定点検のたびに記録されるもの)
- 新車購入時の保証書・取扱説明書
- ディーラーや整備工場発行の整備明細書・請求書の控え
- タイミングベルトやバッテリーなど主要部品の交換履歴が分かる書類
記録簿そのものを紛失していても、ディーラーや整備工場に依頼した記録であれば過去の整備履歴を照会してもらえる場合があります。査定前に一度問い合わせてみる価値はあるでしょう。逆に、記録が何も残っていない過走行車は、状態が良くても「不明な部分が多い車」として保守的に評価されやすくなります。
過走行車の売り先の選び方
過走行車を売るときは、一般的な一括査定サービスと、過走行・不動車を専門に扱う業者の両方を視野に入れておくと、選択肢が広がります。
- 一度の申し込みで複数の買取店に依頼でき、相場感を比較しやすい
- 提携社数の多いサービスなら輸出に強い業者が含まれていることもある
- 極端な過走行車の扱いに慣れていない業者が交ざることがある
- 走行距離だけを見て保守的な金額しか出てこないケースもある
カーネクストのように廃車・低年式・過走行車を専門に扱う業者は、国内の再販市場に加えて解体・部品取り・輸出といった複数の出口を持つため、一般的な買取店では値がつきにくい車でも査定対象になりやすい特徴があります。ハイシャルのような廃車買取専門店も、過走行・不動車への対応実績を前面に出しています。エンジンがかからない、車検切れで長期間放置しているといった著しく状態が悪いケースは、不動車の処分方法を解説した記事もあわせて確認しておくと選択肢を取りこぼしにくくなります。
迷ったら車査定・車買取の流れを解説した記事で全体の進め方を押さえたうえで、一般的な一括査定サービスと過走行専門の業者の両方に声をかけ、金額を比較するのが確実です。
過走行車の買取に関するよくある質問
まとめ|過走行だからとあきらめる前に、車種と記録簿を確認しよう
走行距離が10万キロを超えると査定で不利になりやすいのは事実ですが、それだけで値段がつかなくなるわけではありません。ハイエースやランドクルーザーのように耐久性評価が高く海外輸出需要もある車種は値落ちが緩やかで、そうでない車種でも整備記録簿がそろっていれば「距離のわりに手入れされている車」として評価されやすくなります。自分の車がどちらの傾向に当てはまるか整理したうえで、一括査定サービスと過走行・輸出に強い業者の両方から見積もりを取り、比較してみてください。
その走行距離、実際の査定額はいくらになる?まずは無料でチェック


