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「ヴェルファイアってアルファードより高く売れるらしいけど、本当?」中古車情報を眺めていると、そんな噂を目にすることがあります。結論を先に言うと、ヴェルファイアの買取相場は年式とグレードで数百万円単位の幅があり、現行40系なら480万〜900万円前後、旧型の30系でも状態次第で200万円台をキープする例が珍しくありません。2026年7月時点の公表データから、年式・グレード別の相場とヴェルファイアならではの高く売るコツを整理しました。
まず結論。ヴェルファイアの買取相場は「年式」と「グレード」で大きく動く
買取店・中古車情報サイトが公表している相場・査定実績を突き合わせると、ヴェルファイアの相場は次の表のようになります。同じ年式でも、ハイブリッドの標準グレードとガソリンターボの人気グレード(Zプレミア)では数百万円の差が出るため、表は下限〜上限の幅で示しています。
下限は「ハイブリッドの標準グレード・走行距離やや多め」、上限は「ガソリンターボの人気グレード・低走行・良好な状態」の実績に近い数字です。自分の車がどのあたりに位置するかを意識しながら見てください。
| 年式(年落ち) | 世代 | 買取相場の目安 |
|---|---|---|
| 2025年式(1年落ち) | 40系 | 約620万〜900万円 |
| 2024年式(2年落ち) | 40系 | 約550万〜820万円 |
| 2023年式(3年落ち) | 40系 | 約480万〜730万円 |
| 2021〜2022年式(4〜5年落ち) | 30系後期 | 約330万〜550万円 |
| 2018〜2020年式(6〜8年落ち) | 30系後期 | 約260万〜450万円 |
| 2015〜2017年式(9〜10年落ち) | 30系前期 | 約210万〜320万円 |
※2026年7月時点の公表相場情報(複数の中古車情報サイト・買取店の公表データ)をもとにした目安です。グレード・走行距離・車両状態・売却時期によって変動します。
全体を通して言えるのは、ヴェルファイアは年式が古くなっても値崩れしにくいということです。ミニバンというより、リセールバリューの強い高級車に近い動き方をしています。ちなみに軽自動車だと相場のケタが一つ違い、軽自動車の買取相場ではN-BOXでも高年式で150万円台が上限になります。並べて見ると、ヴェルファイアの相場がいかに特殊かが分かるはずです。
なぜヴェルファイアは高く売れる?アルファードとの違いと「デザイン重視層」の需要
ヴェルファイアがアルファードに劣らず高値で取引される理由は、単純な人気投票では説明できません。両車は同じプラットフォーム・同じ室内寸法を持つ兄弟車ですが、開発コンセプトがはっきり分かれています。アルファードは「上品・王道・万人受け」を狙った設計で、ファミリーから法人送迎まで誰が見ても納得する高級ミニバンです。一方のヴェルファイアは、大型の水平グリルと張り出したフロントバンパー、ブラックのメッキパーツで「アグレッシブさ」「存在感」を前面に出しており、家族を快適に乗せながら自分も運転を楽しみたい層に刺さる作りになっています。
この方向性の違いが、需要の質そのものを分けています。アルファードが幅広い層に薄く売れるのに対し、ヴェルファイアは「普通のミニバンでは物足りない」という明確な動機を持つ層がピンポイントで欲しがる車です。新車価格帯で見ても、同グレードのヴェルファイアがアルファードより100万円前後高く設定される年式があり、この価格差がそのまま中古相場の底堅さにつながっている面があります。加えて、ヴェルファイアは東南アジアを中心とした海外輸出需要が強いことも、値崩れしにくい大きな要因です。国内の人気が落ち着いても、輸出ルートが買取相場を下支えしてくれます。
- デザインが刺さる層がはっきりしている:万人受けより「欲しい人が確実に欲しがる」需要構造
- ガソリンターボの人気が根強い:Zプレミア(2.4Lガソリンターボ)は残価率が高水準で推移
- 海外輸出需要が相場を下支え:東南アジア向けの需要が国内相場の下落を緩和
世代別の傾向|40系・30系後期・30系前期+20系でこう変わる
ヴェルファイアは2008年登場の20系から数えて現行40系まで3世代目。世代によって相場の動き方にも特徴があります。
40系(2023年1月〜現行)の買取相場
現行モデルの特徴は、ガソリンターボとハイブリッドで残価の下がり方がはっきり分かれる点です。人気グレード「Zプレミア」のガソリンターボ2.4Lは、3年落ち・3万km前後でも残価率90%台半ばを維持する実績が公表されており、1年落ちだと購入時の総額を上回る査定が出た例まであります。対してハイブリッドの同グレードは、3年落ちで残価率70%台後半〜80%程度とやや落ち着いた動きです。国内では低燃費志向でハイブリッドが選ばれやすい一方、買取市場ではガソリンターボの人気が上回っているのがヴェルファイアらしいところです。
残価率は「新車価格に対してどれだけ査定額を維持しているか」の目安であり、実際の買取金額はグレード・オプション・色・状態で個体差が出ます。数字はあくまで傾向としてとらえてください。
30系後期(2018〜2023年)の買取相場
2018年のマイナーチェンジで表情が一新された後期型は、特別仕様車「ゴールデンアイズ」「ゴールデンアイズ2」、ガソリンの「ZGエディション」、ハイブリッドの「ZR Gエディション」あたりが相場の中心を担っています。40系へのフルモデルチェンジ後も中古需要は底堅く、6〜8年落ちでも状態が良ければ400万円台に届く実績が報告されています。
30系前期・20系(2017年以前)の買取相場
30系前期(2015〜2017年式)も、後期型と同じくゴールデンアイズ系グレードを中心に高値がつきやすい傾向です。初代にあたる20系(2008〜2014年)は生産終了から10年以上経つものの、エアロ装備の「Zエディション」や特別仕様車の人気は根強く、状態の良い個体は今も一定の値がついています。ただし20系は年式・走行距離・修復歴による個体差が非常に大きく、公表相場のばらつきも大きいため、正確な金額は査定を受けて確かめるのが確実です。
ヴェルファイアを相場より高く売る4つのコツ
ヴェルファイアだからこそ意識したいポイントが4つあります。
1. 社外エアロ・ホイールは純正に戻すか、純正パーツを保管しておく。ヴェルファイアはドレスアップ需要が高い車種ですが、買取査定では社外パーツが逆に評価を下げる業者もあります。純正部品を捨てずに保管しておくと選択肢が広がります。
2. 海外輸出に強い買取店を選ぶ。輸出需要が相場を支えている車種なので、輸出ルートを持つ業者かどうかで提示額に差が出やすい構造です。国内販売専門の店だけで判断しないほうが賢明です。
3. グレードとオプションを正確に申告する。Zプレミアかどうか、ガソリンかハイブリッドか、後席モニターやエグゼクティブパッケージの有無は自己申告しないと見落とされることがあります。車検証や販売時のカタログを手元に用意しておきましょう。
4. フルモデルチェンジの噂が出る前に動く。ミニバンはモデルチェンジ前後で旧型の相場が下がりやすい車種です。次期モデルの情報が出始めたタイミングは、売り時を検討する一つの目安になります。
複数社の査定を比べる前提が変わらないのは、ほかの車種と同じです。相場の考え方や書類の準備は車買取相場表(全車種版)でも解説しているので、あわせて確認しておくと迷いにくくなります。
一括査定を使うときの注意点
ヴェルファイアのように高額査定が期待できる車種は、一括査定サイトで複数社に見積もりを依頼したくなるところです。ただし、依頼社数が多いほど電話連絡も増えやすいのが実情です。カーセンサー、ナビクル、ユーポス、ズバット車買取比較など提携店舗数の多いサービスから、依頼社数を絞れるタイプまで種類はさまざまで、電話の負担と提示額の幅はトレードオフになりがちです。
- 高額査定が狙える車種ほど、比較による差額が大きくなりやすい
- 相場の幅を知ったうえで交渉に臨める
- 提携店舗数が多いサービスほど連絡が増えやすい
- 輸出対応の可否はサービスごとに公表内容が異なる
サービスごとの特徴や提携社数の違いは一括査定サイトの比較記事で詳しく解説しています。電話の負担が気になる人は、依頼前に社数の絞り込み方針を確認しておくと安心です。
ヴェルファイアの買取相場に関するよくある質問
まとめ|相場の幅を知ってから、複数社に見積もりを取ろう
ヴェルファイアの買取相場は、40系なら480万〜900万円前後、30系でも状態次第で200万円台をキープする、ミニバンの中でも別格のリセールを持つ車種です。アルファードとの違いはデザインコンセプトと需要層の違いにあり、ガソリンターボの人気と海外輸出需要が相場を下支えしています。純正パーツの保管やグレードの正確な申告など、ヴェルファイアならではの準備をしておくと、相場の上限に近づきやすくなります。
相場感がつかめたら、あとは実際の査定額を確かめるだけです。1社だけで決めず、複数社に見積もりを依頼して比較しましょう。ほかの車種の相場は車種・相場カテゴリーでもチェックできます。
まずは無料で、あなたのヴェルファイアの買取額をチェック
※相場は2026年7月時点で各買取店・中古車情報サイト(カーセブン・ナビクル・カーセンサー・ユーカーパック等)が公表する相場・査定実績を参照した目安です。実際の買取額は、車両の状態・グレード・時期・地域で変動します。


