輸入車の買取相場【2026年】外車が高く売れる理由と売却のコツ

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「輸入車を売ろうと近所の買取店に持ち込んだら、国産車と同じ感覚で見積もられて拍子抜けした」——BMWやベンツ、アウディのオーナーから、実はよく聞く話です。輸入車は部品の調達ルートや整備履歴の重視度合いが国産車と違うため、査定の物差しそのものが変わってくるんですよね。この記事では、輸入車の買取相場の考え方から査定額が業者で変わる理由、2026年時点で高く売れやすいブランドの傾向、売却前の準備まで整理しました。

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結論:輸入車の買取相場は「ブランド・年式・状態」で大きく変わる

輸入車の買取相場に「これなら必ずこの金額」という一律の答えはありません。国産車以上に、ブランド・年式・走行距離・状態、そして依頼する業者によって金額の差が大きく出るのが輸入車の特徴です。同じBMW3シリーズでも、正規ディーラーで整備を受け続けてきた車と記録の乏しい車とでは査定額に差がつきますし、業者側が輸入車の販路をどれだけ持っているかでも提示額は変わってきます。

つまり、輸入車で損をしないための最初のポイントは「相場をひとつの数字で覚えようとしない」こと。そして査定してもらう業者を選ぶ段階から、すでに金額の差が生まれ始めているという意識を持つことです。国産車を含めた全体の買取相場の傾向は車買取相場表の記事でもまとめているので、手放す車が輸入車だけでない場合はあわせてチェックしてみてください。

ポイント

輸入車の買取相場は「ブランド」だけで決まるわけではありません。整備記録簿の有無、正規輸入車か並行輸入車か、認定中古車として販売できる状態かどうかも、査定額を左右する重要な要素です。このあと順番に見ていきます。

輸入車が国産車と査定基準が違う理由|部品供給と整備記録が査定額を左右する

なぜ同じ「車の査定」なのに、輸入車と国産車で業者の見方がこんなに違うのでしょうか。理由は大きく2つあります。

ひとつは部品と整備の特殊性です。輸入車の修理・整備には、BMWのコーディングツールやメルセデス・ベンツのSTAR診断機のような専用機材が必要になることが多く、部品が国内在庫になければ海外から取り寄せることになります。取り寄せには時間もコストもかかるため、輸入車の扱いに慣れていない業者は「引き取った後に想定外の修理費がかかるかもしれない」というリスクを見込み、査定額から安全マージンを差し引く傾向があります。これが、国産車を主に扱う一般的な買取店に輸入車を持ち込むと価格が伸び悩みやすい理由のひとつです。

もうひとつが整備記録簿(メンテナンスノート)の重み。輸入車の中古市場では「正規ディーラーで法定点検・車検を受け続けてきたか」が信頼性の証明として非常に重視されます。ベンツやBMWでは、正規ディーラーの整備履歴がある車とない車とで、査定額に30万〜50万円程度の差が出ることもあると言われるほどです。逆にいえば、記録簿をきちんと保管しておくだけで、査定額を大きく落とさずに済む可能性があるということです。

チェック

車検証と一緒に保管されがちな整備記録簿ですが、手元にない場合は正規ディーラーに照会すると点検・整備の履歴を確認できることがあります。売却の相談をする前に、記録の有無を一度確認しておきましょう。

輸入車を高く売るなら専門店が有利な理由|一般的な一括査定との違い

ここまでの理由から分かるとおり、輸入車は「どこに査定してもらうか」で金額が変わりやすいジャンルです。一般的な一括査定サービスは国産車の流通を主軸にしていることが多く、提携業者の中には輸入車の相場観や再販ルートを十分に持たない業者が交ざることもあります。一方、輸入車を専門に扱う買取店は自社に整備工場や部品の調達ルートを持っていることが多く、引き取った後の修理リスクを見積もりやすいぶん、安全マージンを厚く取らずに査定額を出しやすくなります。

輸入車専門店に依頼するメリット
  • 輸入車特有の相場観を持っており、ブランド・グレードごとの評価が的確
  • 自社整備・部品調達ルートがあり、査定額に余分な安全マージンが乗りにくい
  • 並行輸入車や旧モデルなど、一般業者が敬遠しがちな車も評価してもらいやすい
一般的な一括査定だけで進める場合の弱み
  • 提携業者に輸入車の取り扱いが少ないと、査定額に差がつきにくい
  • 相場が分からず安全側の金額を出す業者が交ざりやすい
  • マイナーブランドやカスタム車は対応できる業者が限られることがある

とはいえ、一括査定がまったく不向きというわけではありません。提携社数が多いサービスであれば輸入車に強い業者が含まれていることもあるため、まずは一括査定サイトの比較記事で提携業者の傾向をつかみつつ、輸入車専門店にも並行して見積もりを依頼し、両方の金額を見比べるのが現実的な進め方です。1社だけの提示額で判断しないという基本は、輸入車でも変わりません。

正規輸入車と並行輸入車で買取査定は変わる?認定中古車との関係

輸入車のオーナーからよく聞かれるのが、正規輸入車と並行輸入車で売却額が変わるのかという疑問です。

Q
うちの車は並行輸入で買った1台なんですが、正規輸入車より売却は不利になりますか?

正規輸入車のほうが有利に働きやすいのは事実です。正規ディーラーを通じて輸入された車は、メーカー保証や整備記録が明確なぶん、BMW Premium Selectionやメルセデス・ベンツ認定中古車、Audi Approved Automobileといった各社の認定中古車(CPO)制度の対象になりやすく、次の買い手にとっても安心材料が多いため、買取業者側も値付けしやすくなります。

一方で、並行輸入車が大きく不利になるとは限りません。認定中古車の対象になりにくいぶん一般的な買取店では評価が伸びづらいことがありますが、並行輸入車の再販ルートに強い専門業者であれば、正規輸入車と同等かそれ以上の価格を提示するケースもあります。ポイントは「並行輸入だから安い」と決めつけず、並行輸入車の扱いに慣れた業者を選ぶことです。

項目 正規輸入車 並行輸入車
認定中古車(CPO)制度 対象になりやすい 対象外が一般的
一般的な買取店での評価 評価されやすい 業者によって差が大きい
高く売るための工夫 正規ディーラー系の下取り・買取も選択肢 並行輸入車の再販に強い専門業者を選ぶ

なお、認定中古車制度の多くは初度登録からの経過年数に条件が設けられており、対象外になる年式の車も少なくありません。ただしその場合も、専門店であれば一般の中古車として適正に査定してもらえるので、年式が古いからと売却をあきらめる必要はありません。

相場の傾向がつかめたら、次は複数の専門店で実際の査定額を比べてみましょう。

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【2026年】輸入車買取市場の動向と高く売れやすいブランドの傾向

輸入車の買取相場は、為替や海外需要の影響を国産車以上に受けやすいという特徴があります。2026年は円安と海外バイヤーの旺盛な需要を背景に、中古車全体の買取相場が底上げされる動きが続いており、なかでも輸入車は品薄感のあるモデルを中心に高値が維持されやすい状況です。円安局面では海外バイヤーから見た日本の中古車が割安になるため業者オークションでの競り合いが強まり、それが買取店の査定額にも波及しやすくなります。逆に円高方向へ振れると、この押し上げ効果は弱まる点も覚えておくとよいでしょう。

ブランド・車種傾向 2026年時点のリセール傾向 理由
メルセデス・ベンツ(Gクラスなど一部モデル) 非常に高い水準 供給が限られ世界的な人気が相場を下支え
ポルシェ(911・718など) 高い水準を維持 スポーツカーとしての完成度と希少性
BMW 車種間の差が比較的小さく安定 SUV・セダン・スポーツいずれも底堅い需要
アウディ・フォルクスワーゲン グレード・年式で幅が大きい 認定中古車の有無や整備記録が評価を左右

もちろんこれは大きな傾向であり、同じブランドでもグレードや色、修復歴の有無で評価は変わります。MINI(ミニクーパー)やボルボ、ジャガー、プジョーといったブランドも国内に一定のファン層を持っており、車種と状態次第では国産車以上の値がつくこともあります。輸入車専門店であれば、こうしたブランドごとの相場観をふまえた査定を受けやすいのも利点です。

「今売るべきか、待つべきか」で悩む方もいるかもしれませんが、為替や国際情勢は予測が難しく、待てば必ず上がるというものでもありません。相場が良い水準にあるタイミングで複数社の査定を比較し、納得できる金額なら決断する、というのが現実的な考え方です。

輸入車を売却する前に準備しておきたいもの|書類・記録簿・税金の注意点

査定額を少しでも良くするために、売却前に準備しておきたいものを整理しました。

  • 整備記録簿(メンテナンスノート)。正規ディーラーでの点検・車検の履歴が分かる、輸入車では特に重要な書類です。
  • 新車保証書・認定中古車の保証書(該当する場合)。保証の残り期間が分かると次の買い手にとっての安心材料になります。
  • 車検証・自賠責保険証明書・自動車税の納税証明書。売却手続きに必須の基本書類です。
  • 並行輸入車の場合は予備検査証など輸入経路が分かる書類。手元にあれば査定時に提示すると話が早くなります。
  • スペアキーと取扱説明書。輸入車はキーの再発行に時間と費用がかかりやすく、揃っているだけで印象が変わります。
  • 社外パーツを装着している場合は純正部品。ノーマル状態に戻せると評価されやすいブランドもあります。

洗車や外装の手入れなど、車種を問わず共通する高く売るコツは車を高く売るコツをまとめた記事でも紹介しています。輸入車ならではの準備とあわせて実践してみてください。

税金面では、自動車税は売却のタイミングによって月割りの精算が発生することがあります。また自動車関連の税制は変更されることがあり、実際に自動車税環境性能割は2026年3月末で廃止となりました。売却時にどの税金がどう精算されるかは時期によって扱いが変わるため、具体的な金額や手続きは業者の担当者や自治体の税務窓口、必要であれば税理士に確認しながら進めるのが安心です。

注意

「相場より確実に高く」「他社を上回る査定額を保証」といった断定的なうたい文句だけで業者を決めるのは避けましょう。輸入車の買取価格は為替や個体の状態で日々変動するもので、保証できる性質のものではありません。複数社の査定を比較したうえで、書類や記録簿の裏付けとあわせて判断すると、納得のいく売却につながります。

輸入車の買取・売却によくある質問

輸入車は国産車より買取相場が低くなりやすいですか?
一律に低くなるわけではありません。ブランドや状態によっては国産車以上の評価がつくこともあります。ただし輸入車は査定に安全マージンを乗せる業者が多く、一般的な買取店では伸び悩みやすいのも事実です。輸入車専門店にも査定を依頼し、金額を比較することをおすすめします。
並行輸入車でも高く売れますか?
売れます。認定中古車の対象になりにくいぶん一般的な買取店では評価が伸びづらいことがありますが、並行輸入車の再販ルートに強い専門業者であれば、正規輸入車と遜色ない金額がつくこともあります。
走行距離が多い輸入車でも査定してもらえますか?
査定してもらえます。輸入車は海外への再輸出需要もあるため、過走行でも値がつきやすい面があります。ただし相場は年式・状態相応に下がるため、複数社を比較して条件の良い1社を探すのがコツです。
輸入車専門店と一括査定サイト、どちらに依頼すればいいですか?
両方を使うのが現実的です。一括査定サイトで提携業者の傾向をつかみつつ、輸入車専門店にも並行して見積もりを依頼し、提示額を見比べる進め方であれば、業者選びの偏りによる機会損失を防ぎやすくなります。
売却時に用意しておくべき書類はありますか?
はい、いくつかあります。車検証・自賠責保険証明書・自動車税の納税証明書に加えて、整備記録簿、可能であれば新車保証書や、並行輸入車の場合は予備検査証などを用意しておくと、査定がスムーズに進みます。

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まとめ|輸入車は業者選びで査定額の差がつきやすい

輸入車の買取相場は、国産車以上に「どこに査定してもらうか」で結果が変わります。部品供給や整備記録の重視度、正規輸入車か並行輸入車か、認定中古車の対象になるかどうか——これらの違いが、業者ごとの査定額の差になって表れます。2026年は為替や海外需要の影響で輸入車の相場が堅調に推移しやすい局面ですが、だからといってどの業者に出しても同じ金額になるわけではありません。

整備記録簿や必要書類を整えたうえで、一括査定と輸入車専門店の両方から見積もりを取り、金額と対応内容を比較する。輸入車はこのひと手間をかけるかどうかで、最終的な査定額に大きな差が出ます。

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※相場の傾向は2026年7月時点の情報を参照した目安です(参照:ユーカーパック、価格.com、BMW Premium Selection、メルセデス・ベンツ認定中古車の各公表情報)。為替や個体の状態により実際の買取額は変動します。最新の条件は各社公式サイト・査定時にご確認ください。

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