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新車の納期がグレードによっては1年待ちとも言われるジムニー。中古市場では新車価格に迫る、あるいはそれを上回る金額で取引される例も珍しくありません。この記事では2026年時点の買取相場を年式・グレード別の目安表で整理したうえで、なぜここまで値崩れしにくいのか、JB64やJB23など世代ごとの傾向、そしてカスタム歴が査定にどう響くのかまで、公表データをもとに中立にまとめています。
まず結論。ジムニー買取相場は年式・型式でこう変わる【2026年目安】
各買取店・中古車情報サイトが公表する査定実績を突き合わせると、ジムニーの買取相場は次のレンジが目安になります。標準ボディ(JB64)とロングボディのシエラ(JB74)で相場は分かれ、シエラのほうが総じて一段高めです。
| 型式 | 年式の目安 | 買取相場レンジの目安 |
|---|---|---|
| JB64(標準) | 1〜3年落ち(2023〜2026年式) | 約180万〜230万円 |
| JB64(標準) | 4〜6年落ち(2020〜2022年式) | 約140万〜190万円 |
| JB64(標準) | 7年落ち以上(2018〜2019年式) | 約110万〜160万円 |
| JB74(シエラ) | 1〜3年落ち(2023〜2026年式) | 約190万〜260万円 |
| JB74(シエラ) | 4〜6年落ち(2020〜2022年式) | 約150万〜200万円 |
| JB74(シエラ) | 7年落ち以上(2018〜2019年式) | 約100万〜160万円 |
上限は人気グレード(XCやJCなど)・低走行・良好な状態での査定実績、下限は標準グレードや走行が進んだ車両の目安です。同じ年式でも装備やボディカラー、修復歴の有無で数十万円は普通に動きます。軽自動車全体の相場感をつかみたい方は軽自動車の買取相場、ジムニー以外の車種も含めて比較したい方は車買取相場表(全車種版)もあわせてご覧ください。なお、ジムニーで人気のカーキ系カラーが査定でどう評価されるかは車のボディカラーと査定の関係を解説した記事で詳しく触れています。
グーネットが公表する買取査定実績(2026年3月時点)によると、JB74は走行1万km前後で191.5万円、10万kmでは44.8万円まで下がるのが目安です。走行距離が伸びるほど下落幅が大きくなる点は他の車種と共通しています。
なぜジムニーはこんなに高く売れる?納車待ちとオフロード人気の構造
ジムニーが軽自動車としては異例のリセールを保っている背景には、大きく3つの需要があります。ひとつは新車の納期問題です。人気グレードは受注から納車まで長期間かかることがあり、「新車を待つより中古で今すぐ手に入れたい」という需要が中古相場を押し上げます。もうひとつはラダーフレーム構造による本格的なオフロード性能で、他の軽自動車やコンパクトSUVでは代替が効きにくい唯一無二のキャラクターを持つ点。そして海外(オーストラリアなどの右ハンドル圏)での輸出需要も相場の下支えになっています。
業者オークションの落札価格を集計する専門メディア「Used Car Market Log」の2026年6月更新データでは、AT車の買取相場が213万円まで反発したケースが報告されており、MT車を15万〜28万円ほど上回る年式が続いているとされています。ミッションの選び方ひとつで数十万円の差になり得るということです。
納期の長さは生産体制や受注状況で変動するため、相場が今後も同じ水準で続くとは限りません。あくまで「2026年時点の需給バランスの結果」として相場を見るのが実態に近い捉え方です。
JB64・JB74・JB23など世代別の買取傾向
ジムニーは型式によって評価のされ方が変わります。同じ「ジムニー」でも世代を混同すると相場感がずれるので、ここで整理しておきます。
JB64(現行・標準ボディ、2018年式〜)
現行の主力モデルで、需要・供給ともに最も厚い型式です。人気グレードのXCやランドベンチャーは、年式が新しいうちは新車価格の8〜9割前後で取引される例も見られます。
JB74(現行・シエラ、2018年式〜)
1500ccエンジンを積むロングボディで、JB64より一段高い相場帯です。グレードでは「JC」が「JL」より人気が集中しやすく、査定額も上振れしやすい傾向があります。
JB23(先代・標準ボディ、2004〜2018年式)
すでに生産終了から年数が経っていますが、オフロード需要と海外輸出需要が支えとなり、10年落ちを超えても大きく崩れないのが特徴です。旧車王など複数の買取実績データベースでは、JB23型・10年落ち・走行6.7万km相当の車両に2026年4月時点で130.9万円という査定例が確認できます。前述のUsed Car Market Logの2026年6月データでは、JB23全体の平均相場は118万円という報告もあります。
JB33・JB43(旧シエラ)
流通台数が少なく相場の変動幅は広めですが、程度の良い個体は根強いファン層に支えられて値がつきやすい型式です。
カスタム歴は査定にプラス?マイナス?ジムニー特有の注意点
ここはジムニーならではの分かれ目です。同じ「カスタム車」でも、査定する業者によって評価がまったく逆になることがあります。
- ジムニー専門店・カスタム車に強い買取店に依頼した場合
- リフトアップやマッドタイヤなど定番の人気パーツで施工されている
- 施工店の記録や保証書が残っている
- カスタムに詳しくない一般的な買取店に依頼した場合
- 車検非対応のパーツが装着されたままになっている
- 外した純正パーツを処分してしまい原状回復ができない
一般的な買取店は「万人受けするノーマル車のほうが再販しやすい」という発想で査定するため、同じカスタムでもマイナス評価になりがちです。逆にカスタム文化に理解のある専門店では、施工内容そのものが付加価値として上乗せされることもあります。売却を考え始めた時点で、外した純正パーツはできるだけ処分せずに保管しておくと選択肢が広がります。車検に通る改造かどうかの見極め方や純正パーツ保管の考え方は、改造車の買取査定に関する記事でも詳しく解説しています。
ジムニーを相場より高く売る3つのコツ
相場のレンジをふまえたうえで、査定額を少しでも上に寄せるためのポイントは次の3つです。
- 複数社、できれば専門店を含めて査定を取る。一般店とカスタム対応店では評価が変わるため、1社だけの結果で判断しない
- グレード・ミッション・装備を正確に申告する。AT/MTの違いや純正オプションは自己申告が漏れると相場より低く見積もられやすい
- 下回りのサビ・オフロード使用歴を隠さず伝える。悪路走行歴のある車両は、事前申告のほうが後日の減額トラブルを避けやすい
いずれも特別な準備というより、「正しく伝える」ことが査定額のブレを減らす一番の近道です。売却の流れそのものが初めてという方は、必要書類も先にそろえておくと当日がスムーズになります。
ジムニーの買取相場に関するよくある質問
まとめ|相場帯を頭に入れたうえで、専門店を含めた比較を
ジムニーの買取相場は型式・年式・グレードで数十万〜百万円単位のレンジがあり、なかでもJB74シエラはJB64より一段高い水準で推移しています。納車待ち需要とオフロード人気という構造的な理由から、旧型のJB23クラスでも値崩れしにくいのがこの車種ならではの特徴です。カスタム歴がある場合は、一般的な買取店と専門店とで評価が分かれる点を踏まえ、査定先を選ぶところから始めるのがポイントです。
相場の目安がつかめたら、次は実際の査定額を確かめる番です。ノーマル・カスタムを問わず、複数社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。
まずは無料で、あなたのジムニーの買取額をチェック
※相場は2026年3〜6月時点で各買取店・中古車情報サイト(グーネット・ユーカーパック・ガリバー〈221616.com〉・Used Car Market Log等)が公表する査定実績・落札価格データをもとにした目安です。実際の買取額は、車両の状態・カスタム内容・時期・地域によって変動します。


